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空気を変える(10/2/03)
友達がオノヨーコの言葉を教えてくれた。
「生きづらいと感じたら、
否定したり、暴力を振るうのではなくて、
空気を変えていけばいいのよ」。
本当にそう思う。
空気を変える、と言えば、わたしは音楽を思い出す。
音楽のマジックを感じることは度々だけれど、
一番インパクトがあるのは、
今考えると笑ってしまうくらいに思い悩んでいた時期のことだ。
にっちもさっちもいかない状況に、何日間も食事もできず、
身体まで壊していたことがある。
そんなある日、見かねた友人に誘われてカラオケボックスに行き、
唄いたくもない気分のまま、ビートルズのHey Judeを唄った。
歌詞が「Don't carry the world upon your shoulder」にさしかかった時、
一瞬にして涙があふれ、今までの思いが吹き飛んでしまったのだ。
「そうだ、世界を肩に背負い込むようなことなはいんだ。
なにやってたんだろう」。
わたしの心の中の空気が、がらりと変わったのだった。
ちなみに、「Don't carry the world upon your shoulder」の歌詞は、
ポールが書き換えようとしたところを、ジョンが
「この唄で一番いいのはこの部分じゃないか」
と阻止したという話をあとから聞いた。
う〜ん、さすが、ジョン。ありがとう。あなたのおかげで救われました。
なにしろ
音楽は、一瞬にして、その場の空気を変えることができる。
好みは色々あったにしても、
誰でも、音楽に対する感受性は持っている。
だから、音楽は万人向けのヒーリングだなあ、と思う。
音楽、そして踊りも、子供の頃から自然に備わっている能力。
上手いとかヘタとかは、あとからついてきた単なる価値観で、
本来みんな、唄えるし、棒で何か叩いて音も出せるし、
踊ることだってできる。
それって、純粋に楽しい。
ということは、人類は、みんな生まれながらにして
空気を変えることのできる、癒しマジックを持っているっていうことだ。
怒ったり、イライラしたりするのではなく、
空気を変える。
簡単な言葉だけど、深い。
それをさらっと言える、オノヨーコ。
こんな日本人女性、カッコいい。
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