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46「ワルンでごはん!(warung)」





ワルン


※本章を読んでいただく前に、ワルン(warung・古いスペルはwaroeng)について少し説明をしておこう。

村の発展とともに村人の需要があり、屋敷前の道ばたで露店を出したのがワルンの始まりだと考えられる。その後、屋根のついた小屋のワルンが出来たのだろう。ワルンは、移動しないで店を構えている日用雑貨品を扱う小さな店のことで、時には簡単な食事も提供する。移動する店は、他の名前で呼ばれている(カキ・リマなど)。バビ・グリンで有名な「イブ・オカ」も、スタートは村を売り歩くダガン(dagang=かつぐ)だったと聞く。インドネシア語で食堂は、ルマ・マカン(Rumah Makan)と外来語のレストランが使われている。アパ?は便宜上、ローカルから比較的低料金のレストランをワルンとし、高級店はレストランと定義している。(ウブド・ワルン・リストアップしました)
それでは、トラベルライター・桑野貴子さんが紹介するウブドのワルンをお楽しみください。



【地元グルメに舌鼓!〜ワルンでごはん!〜】

ウブドで取材中、とあるレストランのシェフと話していた時のこと。
シェフ:「タカコ、ウブドでどこか美味しい食事を出すレストランはあるかい?」
わたし:「う〜ん、そうねえ・・・。わたし、プライベートの時の食事はもっぱらワルン。だって、ワルンのナシチャンプルが結局一番美味しいっておもうんだもの」
シェフ:「そうなんだよな! 僕も実はワルンが大好きなんだ」

・・・その後、ひとしきりおすすめワルン話に花が咲いた。
腕がいいと評判のシェフである彼が、地元のワルンで食事している姿を想像すると、ちょっと意外。でも反面、妙に納得してしまった。そうなのだ。ワルンでの食事は安いだけじゃない。料理への探求を欠かさない有名シェフにとっても、ワルンはおいしい地元グルメを堪能できる、一番の場所なのだ。

それに、旅をするなら、やっぱり現地の味を、現地の雰囲気でいただくのがいい。そこで、是非行ってみたいウブドエリアのワルンをいくつかご紹介させていただこう。
まずは初心者でもご安心のこのワルン。

■《バリニーズ・ダイナー・8(ドゥラパン)》
ドゥラパン ドゥラパン
☆プンゴセカンのガソリンスタンドや、アルマの正面玄関のある通り沿い、いくつかのお店がまとまっている敷地内にある。まず、驚くのはワルンらしからぬ雰囲気。ちょっとクールなレストランのごとき風情なのだ。メニューに並ぶのは代表的なインドネシアの料理たち。どれを食べてもおいしいが、中でもおすすめなのはヘルシーな「テンペ・カレー」と「フーユンハイ」。わたしなんぞは、時々中毒のように「ああ〜、ドゥラパン(ここの愛称)のテンペカレーが食べたい〜」となることも。時々お休みしていることもあるのは、ご愛嬌。(テンペカレーRp15,000-/フーユンハイRp10,000-)

■同じく、プンゴセカンのガソリンスタンド近くにあるのが《パッ・セダン》
パッ・セダン パッ・セダン
☆こちらは鶏肉メインのナシチャンプル、ナシアヤムを提供してくれる地元色豊かなワルン。味付けはバリにしては甘め。付け合わせのサンバルで調整しよう。バリ人たちに人気でお店の人はいつも忙しそう!(ナシ・チャンプールRp10,000-/テ・ボトルRp2,000-)

■そして、これぞバリ、といったお味をもっと楽しみたいなら《ワルン・トゥグス》はいかがだろうか
ワルン・トゥグス ワルン・トゥグス
☆豚肉や、バリ風ソーセージ「ウルタン」なども入った、正統派バリ風ナシチャンプルのワルンだ。辛さもバリスタンダードなので、辛いのが苦手だとちょっとつらいかもしれない。バリの友人曰く「おかずが肉メインだからちょっと高いけど、やっぱり時々食べたくなるんだよね〜」だとか! また、お店奥の中庭にもテーブルがあり、バリ人の生活を目の当たりにできるのも、旅行者には面白いかもしれないところ。場所はトゥグスからマス村へ向かう大通り沿い。(ナシ・チャンプールRp17,000-/テ・ボトルRp3,000-)

■《ワルン・ニョマン・ダナ》は、同じくナシチャンプルのワルン
ワルン・ニョマン・ダナ ワルン・ニョマン・ダナ
☆レストラン「プンディ・プンディ」の通りを挟んで向かいにあるパーキング内にあるので目につきにくいが、地元ッ子だけでなく滞在者のファンも多いワルンだ。女将いわく、素材にこだわったナシチャンプルだそう。人気のおかずは鶏肉の炭火焼をサンバル・マタでいただく爽やかな一品。午後遅くに行くと、売り切れていることもあるから、このおかずを狙うなら早めの訪問を!(ナシ・チャンプールRp10,000-/テ・ボトルRp5,000-)

■ジャラン・スグリワにある《マデ・ロイ》は、魚のサテ、サテ・イカンのワルン
マデ・ロイ マデ・ロイ
☆ご飯とサテ、包み焼きペペスと野菜、魚のバッソがセットになった定食が食べられる。辛いけれど、癖になるおいしさだ。ここの特徴は、付け合わせのサンバル。サンバル・マタなのだが、赤タマネギではなく、ショウガの花を使ってあり、絶品! ここがオープンするまでは、サテ・イカンにありつこうとおもったら海岸地方まで出かけるのが常だった。ウブドで手軽に食べられるようになったのは、嬉しいところ。(バッソ・スープ付きサテ・イカンRp10,000-/テ・ボトルRp3.000-)

以上、おすすめを挙げてみたけれど、魅力的なワルンはまだまだほかにもある。是非あなたのお気に入りを見つけて、ワルンでごはん、楽しんじゃおう!

(2010/8/31・筆者:桑野貴子)

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