総領事館からのお知らせ:安全対策情報:8月/抜粋

2)一般情勢
(1)強風による高波に警戒
当地気象庁からバリ南部海域に強風による高波に注意するよう警報が発出されています。7月中旬から8月にかけて、海岸でマリーンスポーツをしていた外国人観光客が波にさらわれ死亡する等、高波が原因と思われる水難事故が相次いで発生しています。波の高い海岸には近づかないようにし、海でのレジャーに際しては身の安全を十分確認するようにしてください。また、高波のためバリ島と近隣の島の間を運航するボートが頻繁に欠航しているとの情報もありますのでご注意ください。
(2)デング熱
バリ島内ではデング熱が依然流行しており、引き続き注意が必要です。デング熱には予防接種も予防薬もなく、蚊に刺されないようにすることが最善の予防方法ですので、防蚊対策を徹底し感染の予防に努めてください。なお、仮にデング熱が疑われる症状が発生した場合には、早期に医療機関を受診し、適切な治療を受けるようにしてください。
(3)麻薬・薬物への注意
バリ州各地において、引き続きインドネシア人、外国人を問わず麻薬・薬物関連の逮捕事案が続いています。インドネシア国内では、7月下旬、大量の覚せい剤を密輸しようとしていた外国人らが逮捕、射殺されるなどの摘発事案が続き、警察当局は、薬物犯罪の摘発をさらに推進しており、外国人に対しても、死刑を含む重い判決を下すなど厳しい姿勢で臨んでいます。
バリ島内では、7月下旬以降、警察当局によるナイトクラブ等に対する強制捜査が頻繁に行われており、薬物が蔓延しているような危険な場所には近寄らないことをお奨めします。
3)邦人事件・事故関係
繁華街におけるオートバイによるひったくりや話しかけ・集団スリ(強盗)が後を絶ちません。7月中旬にはひったくりにより被害者が転倒して頭部を強打し重傷を負う事案も発生しています。当館からも、警察当局に対して警戒強化の要請を行っていますが、今一度所持品の管理に注意するとともに、徒歩での移動の場合には周囲に十分警戒してください。