「芸能の村」と呼ばれるウブドでは、毎夜複数の会場で、伝統芸能の定期公演が催されています。
APA?では、ウブドおよび周辺で行われるすべての定期公演チケットを取り扱っております。特別公演については、随時、イベント案内やFacebookページ等に掲載します。
・都合により、休演になることがありますので、チケット購入の際お確かめください。
・ウブド・エリアに限り、連絡いただけばチケットをホテルまでお届けいたします。
※定期公演を行っているグループのチャーターも可能です。お問い合せください。
曜日別 ウブドの定期公演
17会場で、35のグループが、44種類の演目を上演しています。選択にお困りの方も多いと考え、アパ?の独断で、各曜日のお薦めグループを選んでみました。(2017年現在)
※お薦めのグループをトップに、その他を順に並べてみました。● 〇 〇 〇 表示をクリックすると見られます。
日曜日のおすすめ公演(8公演)
レゴンは、ジャヤ・スワラがお薦め。ケチャは、サンバハン村。
※APA?のお薦め以外の公演は● 〇 〇 〇 表示をクリックすると見られます。
Sunday#1
ジャヤ・スワラ(Jaya Swara)
■特徴:鑑賞度No1。演目は古典と新作。ツーリストとしては嬉しい、美人揃い。
■演目:
☆テドゥン・アグン(Tedung Agung)
メンバーの一人である二・クトゥッ・デウィ・デイアリの創作舞踊で、ジャヤ・スアラのシンボル舞踊でもあります。歓迎舞踊として、男性と女性が共演します。テドゥンとは傘、アグンとは偉大なという意で、大きな傘を持った男性は神様の役、お供え物を手にした女性は村人の役です。この神様の持つ大きな傘は村人を守る象徴となり、村人はその神様のために舞踊を捧げ感謝を示しています。
☆バリス・バンダナ・マンガラ・ユダ(Baris Bandana Manggala Yuda)
力強い男性舞踊です。王様に仕える家来の踊りで、家来同士で戦いの練習を舞踊として表現しています。特徴は目の動きで、王様を守るための心構えや意識を示しています。
☆レゴン・スプラバドゥータ(Legong Supraba Duta)
レゴン舞踊は宮廷舞踊と呼ばれ、バリ舞踊の中でも花形的存在です。様々な種類がありますが、ここではインドの古代叙情詩マハーバーラタより物語を引用しており、アルジュナ王子が神様にニワタカワチャ鬼を殺すように命令され、スプラバ姫と手を組んで鬼を征したという物語となります。
☆タルナ・ジャヤ(Taruna Jaya)
力強い女性舞踊です。一人の女性によって演じられ、目の動きの早さ、目線の強さ、テキパキとした動きが印象的です。若い女性をイメージした舞踊で、激しく舞ったり急に静かになったりと、自分の気持ちがまだ落ち着いていない様子が表現されています。
☆トペン・アルサウジャヤ(Topeng Arsawijaya)
お面を着用して踊る舞踊で、バリ舞踊の中でも最も有名な舞踊の一つです。バリ舞踊には様々なお面の種類がありますが、ここでは良い王様のお面を用います。穏やかな表情をしたお面で、ゆったりとした動きの舞踊です。
☆ガルーダ・ウシュヌ・クンチャナ(Garuda Wisnu)
新作舞踊「ガルーダ・ウィスヌ物語」。ガルーダ鳥にのって、ウィスヌ神が登場。巨人たちの手から、回転する武器チャクラを使って闘い、不老不死の甘露(Tirta Amrita)奪う。物語は、宇宙の平和と平穏が続くこと願う。
(日本語解説=パンフレットより)
■開演時間:19.30〜20.40
■鑑賞料金:Rp100,000-
■会場:サレン王宮(雨天時は屋内)
■メモ:ハイシーズンは立ち見席になるので、早めの入場をお薦めします
※ガムラン演奏☆☆☆☆☆☆☆★★★/舞踊☆☆☆☆☆☆☆☆☆★/舞台環境☆☆☆☆☆☆☆☆★★/(2017/9/3)
Sunday#3
レゴン・クラッシック(Legong Classic)
■特徴:マスターズではなくなっていた
■演目:
☆ペンデット(Pendet)
この舞は、もともと寺院における奉納舞踊で、手に供物、線香、聖水などを持って踊られる。近年では、ウエルカムダンスとして、一般の公演においても頻繁に踊られている。
☆バリス・トゥンガル(Baris Tunggal)
元来は儀礼の際、武装した男性達によって寺院内で舞われる儀式舞踊。独舞のバリスは、機敏な動き、威嚇するような目の表情に特徴がある。
☆レゴン・クラトン・ラッサム(Legong Kraton Lasam)
数あるレゴンの中でも最もポピュラーなこの演目は、本来は、50分におよぶ古典舞踊。ツーリスト向けの定期公演では、ダイジェスト版として25分程度で演じられるが、”ザ・プリアタン・マスターズ”では1950年代のクラシック・レゴンを再現する。
踊りはチョンドンと呼ばれる侍女役の序の舞で始まる。そこに、二人のレゴン(客席からむかって左側がラッサム王、右側がランケサリ王女)が登場し、ラッサム王の物語が展開する。粗筋は以下のとおり。
森で迷っていたランケサリ王女の美しさにひかれたラッサム王は、自国に王女を連れ帰り、求婚する。が、既に婚約者がいるランケサリ王女は、この申し出を拒む。後日、ラッサム王は、敵対するググラン王国との戦いにおいて、ググラン王国側にあったムラユ王(ランケサリ王女の兄)そして、パンジ王子(ランケサリ王女の婚約者)との戦いで、死に至る。
踊りのなかで扱われるのは、ラッサム王が出陣するまでのシーンで、侍女役の踊り手は、途中吉凶を現す鳥ガルーダに扮して再登場。戦場へ向かうラッサム王の道をはばむ。ガルーダとラッサム王の戦いのあと、二人のレゴンのゆるやかな終曲の舞で、この演目は終了する。
☆トペン・トゥオ(Topeng Tua)orタルナ・ジャヤ(Taruna Jaya)
この踊りは、老人のお面を被って、男性が踊ります。老人のキャラクターを演じます。
☆クビヤール・ドゥドゥック(Kebyar Duduk)
この踊りは、少年がガムラン奏者とかけ合いながら踊ります。
☆ジャウック(Jauk)
伝統的な踊りです。お面を被って、魔物の王様のキャラクターを演じます。
(日本語解説=パンフレットより)
■開演時間:19.30〜20.40(満月・暗月は、チャ・リノ(CAK RINA)のためキャンセル)
■鑑賞料金:Rp80,000-
■会場:アルマ・ミュージアム・オープンステージ(雨天時は屋内)
※演目☆☆☆☆☆☆☆★★★/ガムラン演奏☆☆☆☆☆☆☆★★★/舞踊☆☆☆☆☆☆☆★★★/舞台環境☆☆☆☆☆☆☆☆★★/(2017/8/27)
Sunday#4~#8
タルナ・ジェンガラ(Trena Jenggala)
■特徴:ウブドで最初にケチャを公演したグループ
■演目:Kecak and FIire Dance
☆ケチャ=ラーマーヤナ叙事詩(Ramayana)
ケチャとは、百人以上の踊り手と歌い手によって演じられる伝統的なダンスです。このパフォーマンスのユニークなところは、楽器は一切使わずに人間の声と手拍子だけで演じられるところです。物語はバガワン・ワルミキが書いた古代インド叙事詩、ラーマーヤナから抜粋したものです。
この神話は善(ダルマ)と悪(アダルマ)との闘いを描いています。アヨディア王国のラーマ王子とその同胞は善の象徴で、アランカ王国のラワナの軍団は悪の象徴です。
1)継母の計略で王国から追い払われたラーマ王子と妻のシータは、弟のラクサマナを連れてナンダカ山の近くの森の中で暮らしています。シータは黄金の鹿を見つけラーマ王子に捕まえるように頼みます。しかし、この鹿がアランカ島の怪物ラワナの手下であることをシータは知るはずもありません。
2)ラーマは弟にシータを守るように言いつけ、鹿を狩りに出かけます。叫び声を聞いたシータは夫の命が危ないと思い、ラクサマナに助けにいくよう命じます。兄の無事を信じるラクサマナは同意しませんが、シータはもし夫が死んだら、兄のかわりに自分が夫になれるので助けに行かないのだ、ラクサマナを罵ります。怒ったラクサマナはシータを一人残し、兄を助けにでかけます。このすきにラワナが現れ、護衛のいないシータを略奪し、アランカ島に連れ去ります。
3)アランカ島の宮殿にシータは捕らわれています。ラワナの姪のトリジャタは、ラワナとの結婚を承知するようにシータを諭します。シータは夫のラーマが自分のことを忘れてしまったと思い、身の不幸を嘆きます。突然、猿の王ハノマンが現れ、王子から預かった指輪を見せ、王子がすぐに助けにくると告げます。シータはハノマンに自分の金のかんざしを渡します。
4)ハノマンはラーマとラクサマナの元に戻り、猿の軍団を率いてアランカ島に向けて出発します。ラワナの宮殿の前でラワナの息子のメガナダが、魔法の矢をラーマとラクサマナに向けて放ちます。矢は蛇になり二人は蛇の中に捕われてしまいます。二人の助けを求める声を聞いたウィシュヌ神は、怪鳥ガルーダを地上に送り、蛇を食べさせ二人を助けます。
5)猿の軍団のリーダーのスグリワはメガナダと戦います。ラーマの軍隊はラワナの軍団を打ち破り、シータは無事に救出されアヨディア王国に戻ります。
☆サンヒャン・ドゥダリ(Legong Trance)
サンヒャンとは、そもそも村で疫病や災害が発生したときに、村を清め悪い霊から村人を守るために行なわれてきた宗教儀礼です。踊り手は線香の香りや男女の呪文的な歌に導かれ、一種の神がかり状態になって踊ります。サンヒャンとは神、又は神聖なという意味で、ドゥダリとは天女という意味です。神々の降臨の祈りが唱和され、初潮前の神聖と見なされる二人の少女が神がかり状態になり、目を閉じたまま即興でレゴンダンスのように舞い始めます。合唱が終わると少女は気絶して倒れますが、踊りの際中に祈り続けていた僧により、聖水をかけられて正気に戻ります。
☆サンヒャン・ジャラン(FIire Dance)
馬(ジャラン)に跨がったトランス状態の男性による踊りです。はじめは馬の様に動きながら、椰子の炭火の周りを走りまわり、サンヒャンのコーラスに導かれると、燃えさかる炭火の中に入って踊ります。
(日本語解説=パンフレットより)
■開演時間:19.00〜20.00
■鑑賞料金:Rp75,000-
■会場:クロンチン寺院外境内・パダンテガル村(雨天時は屋内)
■メモ:ケチャ軍団の人数が少ないのが減点
※演目☆☆☆☆☆☆☆★★★/ケチャ☆☆☆☆☆★★★★★/舞踊☆☆☆☆☆★★★★★/舞台環境☆☆☆☆☆☆☆☆★★/(2017/9/24)
ポンドック・ペカッ(Pondok Pekak)
■特徴:
■演目:Legong Dance
☆スカール・ジャガッ(Sekar Jagat)
☆バリス・トゥンガル(Baris Tunggal)
☆レゴン・ラッサム(Legong Lasam)
☆タルナ・ジャヤ(Taruna Jaya)
☆オレッグ・タムブリリンガン(Oleg Tambulilingan)
☆ジャウック(Jauk)
■開演時間:19.30〜20.45
■鑑賞料金:Rp75,000-
■会場:ウブド・クロッド集会場(屋内)
■メモ:演奏者の欠席が目立つのが減点
※演目☆☆☆☆☆☆☆★★★/ガムラン演奏☆☆☆☆☆☆★★★★/舞踊☆☆☆☆☆☆★★★★/舞台環境☆☆☆☆☆☆☆★★★/(2017/9/17)
スアラ・サクティ(Suara Sakti)
■特徴:ウブドの北2.5キロにあるブントゥユン村
■演目:Jegog(ジェゴグ)
☆パンニュンブラマ(Panyembrama)
公演の最初に行なわれる歓迎の踊り
☆ゴパラ(Gopala)
稲の収穫をよろこんで酔い踊る、農夫の踊り
☆ブリビス(Belibis)
ヌガラ地方で行なわれている二輪車を引く水牛レースを踊りにしたもの。女性の踊り手の水牛と駆者との駆け引きが面白い
(日本語解説=パンフレットより)
■開演時間:19.00〜20.10
■鑑賞料金:Rp75,000-
■メモ:ジェゴグの人気はイマイチ
■会場:ダラム寺院・ブントゥユン村(屋内)
※演目☆☆☆☆☆★★★★★/ジェゴグ演奏☆☆☆☆☆☆★★★★/舞踊☆☆☆☆☆★★★★★/舞台環境☆☆☆☆☆☆★★★★/(2017/10/1)
チャハヤ・ワルサ(Cahya Warsa)
■特徴:マニアックな演目。10人編成の竹ガムラン
■演目:ジャンゲール(Janger)アルジャナ物語から
■開演時間:19.30〜20.40
■鑑賞料金:Rp80,000-
■会場:ウオーター・パレス。ロケーションはウブドNo1(雨天時は屋内。これはNG)
■メモ:前半30分がジャンゲール。そのあとアルジュナ物語ジャンゲールバージョン
※演目☆☆☆☆☆☆★★★★/ガムラン演奏☆☆☆☆☆☆★★★★/舞踊☆☆☆☆☆☆★★★★/舞台環境☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆/(2017/9/10)
オカ・カルティニ(Oka Kartini)
■特徴:古典伝統芸能
■演目:ワヤンクリット(Wayng Kulit)
☆ワヤンクリット(影絵芝居)
■開演時間:20.00〜21.00
■鑑賞料金:Rp100,000-
■会場:オカ・カルティニ・バンガロー(屋内)
■メモ:短縮版だが、寺院奉納芸能のため、評価はしません(2017/9/29)
月曜日のおすすめ公演(7公演)
サダ・ブダヤのレゴンがイチ押し。ケチャはウブド・カジョ。
※APA?のお薦め以外の公演は● 〇 〇 〇 表示をクリックすると見られます。
Monday ♯1
サダ・ブダヤ(Sadha Budaya)
■特徴:ウブド王宮所有のウブドを代表するもっとも実績豊富なグループ。花形スターはいないが、優秀な踊り手と演奏者が大集結。リーダーの資質が問われる、新旧交代もスムーズにいっているようだ。
■演目:
☆ガボール(Gabor)
☆バリス・トゥンガル(Baris Tunggal)
☆レゴン・ラッサム(Legong Lasam)
☆タルナ・ジャヤ(Taruna Jaya)
☆オレッグ・タムブリリンガン(Oleg Tambulilingan)
☆トペン・トゥオ(Topeng Tua)
■開演時間: 19.30〜20.50
■鑑賞料金:Rp100,000
■会場:サレン王宮(雨天時は屋内)
■メモ:ハイシーズンは立ち見席になるので、早めの入場をお薦めします
※ガムラン演奏☆☆☆☆☆☆☆★★★/舞踊☆☆☆☆☆☆☆☆★★/舞台環境☆☆☆☆☆☆☆☆★★/(2017/8/28)
Monday #4〜#7
ルー・ルウィ(Luh Luwih)
■特徴:女性ガムランながらレベルは高い
■演目:
☆ガボール(Gabor)
☆バリス・トゥンガル(Baris Tunggal)
☆クビャール・ドゥドゥック(Kebyar Duduk)
☆チャンドラワシ(Cendrawasih)
☆トペン・トゥオ(Topeng Tua)
☆オレッグ・タムリリンガン(Oleg Tambulilingan)
■開演時間:19.30~20.40
■鑑賞料金:Rp85,000-
■会場:ウブド・クロッド集会場(屋内)
※演目☆☆☆☆☆☆☆★★★/ガムラン演奏☆☆☆☆☆☆★★★★/舞踊☆☆☆☆☆☆☆★★★/舞台環境☆☆☆☆☆☆☆★★★/(2017/9/4)
チュプック・ウィルサ(Cepuk wirsa)
■特徴:マニアックな演目。竹ガムラン・ティンクリックで伴奏
■演目:
☆パニャンブラーマ(Panyambrahma)
☆バリス・トゥンガル(Baris Tunggal)
☆チャンドラワシ(Cendrawasih)
☆マルガパティ(Margapati)
☆ブリビス(Blibis)
☆ジョゲッ・ブンブン(Joged Bumbung)
■開演時間:19.30~20.35
■鑑賞料金:Rp80,000-
■会場:ウオーター・パレス。ロケーションはウブドNo1(雨天時は屋内。これはNG)
■メモ:観客をステージにあげて踊るジョゲッは盛り上がります。記念撮影も、盛況です
※演目☆☆☆☆☆☆☆★★★/ガムラン演奏☆☆☆☆☆☆★★★★/舞踊☆☆☆☆☆☆★★★★/舞台環境☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆/(2017/9/11)
サンディ・スワラ(Sandhi Suara)
■特徴:パダンテガル・カジョ村のグループ
■演目:Barong and Kecak Dances
☆バロン舞踊(Barong)
☆ガボール(Gabor)
☆スンダ・ウパスンダの章(Sunda Upasunda)/マハバラータ叙事詩
■会場:パダン・クルタ寺院外境内・パダンテガル村(屋内)
※演目☆☆☆☆☆★★★★★/ガムラン演奏☆☆☆☆☆★★★★★/舞踊☆☆☆☆☆☆★★★★/舞台環境☆☆☆☆☆☆★★★★/(2017/9/18)
ポンドック・バンブー(Pondok Bamboo)
■演目:ワヤンクリット(Wayng Kulit=影絵芝居)
☆クンバカルナ・リナ(Kembakarna Lina)の物語 「クンバカルナ・リナ」は、世界的に有名な物語であるラーマヤナの一部です。この物語の中で、アヨダ(Ayoda)の王であるラーマと、アレンカ(Alengka)の王であるラフワナ(Rahwana)の間の戦いが起きます。ウィスヌ神の生まれ変りであるラーマは、神(善)の化身であり、悪魔の王ラフワナは、悪の化身です。ラフワナはクンバカルナ(Kembakarna)という弟をもち、またプラハスタ(Prahasta)という名の戦の大臣を従えています。
★ストーリー:ラフワナは、ラーマの妻であるプリンセス・シータを手に入れたいと考え、誘拐し、アレンカのタマン・アソカ(Taman Asoka)に数年に渡って隔離します。ラーマは猿の軍団に助けられながら、アレンカを攻撃し、ラフワナの王国へと橋をかけることに成功します。ラフワナの大臣である、プラハスタの弟クンバカルナがラーマに対して戦いを挑みます
クンバカルナは、シータを妻にしたいと言うラフワナに賛成ではありませんでした。そのため、戦が起きたとき、クンバカルナは永い眠りにるいていました。ラフワナはクンバカルナを起こし、軍のリーダーとなってラーマと戦うことを命じます。はじめクンバカルナはそれを拒みましたが、彼の国をことを考え、最終的に彼は戦いへと向かいます。
クンバカルナは、兄のラフワナを守るためではなく、国を守るために戦いに向かいました。戦いの中で、クンバカルナはラーマと猿の軍団に敗れますが、クンバカルナは国のために戦ったため、彼の魂は天へと昇ります。
■開演時間:20.00~21.00
■鑑賞料金:Rp75,000-
■メモ:人気がないのか、客5名
■会場:ポンドック・バンブー・ミュージック(屋内)
※演目☆☆☆☆☆★★★★★/ワヤン・クリット☆☆☆☆☆☆☆★★★/舞台環境☆☆☆☆☆☆★★★★/(2017/10/2)
火曜日のおすすめ公演(6公演)
ビマ・ルマジャのラーマーヤナ物語も見逃せない。スマラ・ラティは、土曜日に変更されました。会場は、ダラム寺院ウブド
※APA?のお薦め以外の公演は● 〇 〇 〇 表示をクリックすると見られます。
Tuesday #1
ビナ・ルマジャ(Bina Remaja)
■特徴:ウブドで唯一「ラーマーヤナ物語」を上演するグループ。物語は艶やかな舞踊によって展開される。
■演目:Legong Cance & Ramayana Ballet
☆レゴン・ジョボグ(Legong Jobog)
この踊りは、「ラーマーヤナ物語」の一部である「スバル王」と「スグリワ王」という2人の兄弟が猿に姿を変えられてしまったときのストーリーをもとにしています。踊りの始めでは、2人の兄弟が平和に暮らしている様子が ”レゴン・ダンス” によって表現されます。踊りが進むにつれて、踊り手は猿に姿を変えてゆきます。(その経過は踊りでは省略=「女神ターラは強力な魔力を持っており、2人の兄弟はそれを自分のものにしたいと熱望していた。しかし、彼女の父親が、誰でも姿を猿に変えてしまうという魔法を河に向かって放り投げた結果、兄弟はその魔法によって猿に変えられてしまう」)。2人は自分たちが猿になってしまったことに気づかずに戦い続けます。やがて勝負がつかないまま疲れ果てたとき、お互いが猿になってしまった「スバリ王」と「スグリワ王」であることを知り、大変に悲しみます。
☆ラーマーヤナ叙事詩(Ramayana)
第1場:アヨーディア国の王子ラーマは、妻シータ、弟ラクサマナとともに宮殿で幸せな日々を送っていました。ある日、王位継承をめぐって国を追放された3人はダンダカの森にたどり着きました。そこへ現れたアレンカ国の魔王ラワナとその家来マリチャは森の中でシータを見つけ、彼女の美しさに魅せられたラワナはシータを誘拐しようと家来と相談します。やがて、シータの前に黄金の鹿が現れ、彼女はそれを捕まえてくれるようにラーマに頼みますが、鹿はなかなか捕まえられません。実はその鹿は、シータを誘拐するために家来のマリチャが化けたものだったのです。ラーマはシータの護衛を弟ラクサマナにまかせ、自分ひとりで鹿を追って森の奥へ入って行きました。
第2場:ついにラーマが魔法の弓矢で鹿を射止めると、黄金の鹿はマリチャの姿に戻り、叫び声を上げて倒れました。シータは森の奥から聞こえてきた叫び声をラーマのものと信じ込み、ラクサマナにラーマを助けに行くよう頼みます。しかし、ラクサマナはシータひとりを残すことをおそれ、シータの願いを拒みます。するとシータは、彼がラーマの死を望んでいるのではないかと疑い、激しく彼を責め立てます。これに傷ついたラクサマナは、シータの周囲に魔法のバリアの円をめぐらせ、その中から絶対に外に出ないようにとシータに言い残し、森の奥へ入って行きました。
第3場:森の中にひとり残されたシータを見つけた魔王ラワナは、彼女に近づこうとしますが、魔法のバリアで近寄ることができません。そこでラワナは老僧に化けシータに1杯の水をくれるように頼みます。それが魔王の化身であることに気づかないシータは、水を与えようとして魔法のバリアから出てしまいます。すると、老僧は魔王ラワナの姿に戻り、彼女を連れ去ってしまいます。
第4場:魔王の国アレンカに向かう途中、ラワナとシータは聖鳥ジャタユに出会います。ジャタユは体当たりでシータを助けようとしますが、最後にはラワナに倒されてしまいます。シータが誘拐されたことを知ったラーマとラクサマナは、彼女を助けにアレンカへ向かう途中、傷ついたジャタユに出会います。ラーマとラクサマナは魔法を使ってひん死のジャタユを助けてやりました。
第5場:ある時、猿の王国で起こった紛争を解決したラーマは、勇敢な白い猿ハヌマンを味方にします。ハヌマンは空を飛び、誰よりも早くアレンカへ行くことができるのです。ラーマはシータへの変わらぬ愛の証として指輪を託し、必ず自分が助けに行くことを約束しました。
第6場:アレンカの城にとらわれの身となったシータを侍女やラワナの姪トリジャータが慰めています。そこへラワナが来て、シータと2人きりになるためにトリジャータ達を追い払います。ラワナはシータに結婚をせまりますが、シータは激しく拒みます。怒り狂ったラワナはシータを殺そうとしますが、トリジャータに説得され、いったんは引き下がります。そこへハヌマンが現れ、ラーマから預かった指輪をシータに渡しラーマが必ず助けに来ることを知らせます。励まされたシータはハヌマンに自分の髪飾りを託します。
第7場:ハヌマンはラーマのもとへ戻る前にアレンカの城を破壊し、そこへ現れた鬼ラクササも退治してしまいます。
第8場:ラーマとラクサマナはアレンカから戻ってきたハヌマンからシータの指輪を受け取り、猿の援軍とともにアレンカへ向かいました。
そして、いよいよラーマはラワナと一騎打ちすることになります。ラーマは不死身のラワナの剣に危機を迎えますが、魔法の弓矢を得て、ついにラワナを倒したのでした。ラーマは無事、愛するシータと再会し、故郷アヨーディア国に帰ることができました。ハヌマンも、めでたくトリジャータを妻に迎えることができました。
(日本語解説=パンフレットより)
■開演時間:19.30~20.45
■鑑賞料金:Rp100,000-
■会場:サレン王宮(雨天時は屋内)
※演目☆☆☆☆☆☆★★★★/ガムラン演奏☆☆☆☆☆☆☆☆★★/舞踊☆☆☆☆☆☆☆★★★/舞台環境☆☆☆☆☆☆☆☆★★/(2017/9/19)
チャンドラ・ワティ(Chandra Wati)
■特徴:婦人たちの演奏と子供達の舞踊がメイン。子供達の踊りは、レベルが高い。お子様ずれならこの公演をお薦め。
■演目:Ladies Orcestra & dance Troupe
☆プスパ・ウレスティ(Puspa Wresti)
☆チャンドラワシ(Cendrawasih)
☆バリス・トゥンガル(Baris Tunggal)
☆パンジ・スミラン(Panji Semirang)
☆クリンチ(Kelinci)
☆トペン・ムニエール(Topeng monyer)
■開演時間:19.30~20.30
■鑑賞料金:Rp80,000-
■会場:ウオーター・パレス。ロケーションはウブドNo1(雨天時は屋内。これはNG)
■メモ:ハイシーズンは、通路で立ち見になることもある。ロータスカフェから鑑賞する観客がいるので、注意される立ち見席もある。
※演目☆☆☆☆☆☆☆★★★/ガムラン演奏☆☆☆☆☆☆☆★★★/舞踊☆☆☆☆☆☆☆★★★/舞台環境☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆/(2017/9/5)
スカ・ゴン・カルヤサ(Sekka Gong Karyasa)
■特徴:
■演目:Legong Dance
☆ガボール(Gabor)
☆バリス・トゥンガル(Baris Tunggal)
☆レゴン・ラッサム(Legong Lasam)
☆ジャウック(Jauk)
☆オレッグ・タンブリリンガン(Oleg Tambulilingan)
☆バロン(Barong)
■開演時間:19.30~20.40
■鑑賞料金:Rp75,000-
■会場:ダラム寺院ウブド・集会場(屋内)
※演目☆☆☆☆☆☆☆☆★★/ガムラン演奏☆☆☆☆☆★★★★★/舞踊☆☆☆☆☆☆★★★★/舞台環境☆☆☆☆☆☆☆★★★/(2017/9/26)
サンディ・スワラ(Sandhi Suara)
■特徴:
■演目:Kecak and FIire Dance
☆ケチャ=ラーマーヤナ叙事詩(Ramayana)
☆サンヒャン・ジャラン(FIire Dance)
■開演時間:19.00~20.00
■鑑賞料金:Rp75,000-
■会場:パダン・クルタ寺院外境内・パダンテガル村(屋内)
■メモ:ケチャ群団40人ほど
※ケチャ☆☆☆☆☆☆☆★★★/舞踊☆☆☆☆☆★★★★★/舞台環境☆☆☆☆☆☆☆★★★/(2017/9/22)
レゴン・テレック(Legong Telek)
■特徴: 寺院奉納舞踊のテレックが見られる
■演目:Legong Telek
☆ペンデット(Pendet)
☆ジャウック(Jauk)
☆レゴン・テレック(Legong Telek)
■開演時間:19.30~20.30
■鑑賞料金:Rp80,000-
■会場:アルマ・ミュージアム・オープンステージ(雨天時は屋内)
※演目☆☆☆☆☆★★★★★/ガムラン演奏☆☆☆☆☆☆★★★★/舞踊☆☆☆☆☆☆★★★★/舞台環境☆☆☆☆☆☆☆★★★/(2017/9/12)
スマラ・カンティ(Semara Kanti)
■特徴:パダンテガル・カジョ村のグループ
■演目:Barong & Keris
☆バロン(Barong)
■開演時間:19.30~20.45
■鑑賞料金:Rp75,000-
■会場:クロンチン寺院外境内(雨天時は屋内)
※演目☆☆☆☆☆★★★★★/ガムラン演奏☆☆☆☆☆☆★★★★/舞踊☆☆☆☆★★★★★★/舞台環境☆☆☆☆☆☆☆★★★/(2017/10/4)
クルタ・アコモデーション(Kerta Accomdation)
■特徴<//strong>:ダラン(dalang=人形遣い師)の英語・日本語を交えた巧妙な語りは、観客を飽きさせない
■演目:Balinese Shadow Puppets
☆ワヤン・クリット(Wayang Kulit=影絵芝居)
■開演時間:20.00~21.00
■鑑賞料金:Rp100,000-
■会場:クルタ・アコモデーション(屋内)
※演目☆☆☆☆☆★★★★★/ワヤン・クリット☆☆☆☆☆☆★★★★/舞台環境☆☆☆☆★★★★★★/(2017/10/7)
水曜日のおすすめ公演(8公演)
レゴンは、パンチャ・アルタ。ケチャを見るなら、タマン・カジョをお薦めします。
※APA?のお薦め以外の公演は● 〇 〇 〇 表示をクリックすると見られます。
Wednesday #3
タルナ・ジェンガラ(Trena Jenggala)
■特徴:ウブドで最初にケチャを公演したグループ
■演目:Kecak and FIire Dance
☆ケチャ=ラーマーヤナ叙事詩(Ramayana)
ケチャとは、百人以上の踊り手と歌い手によって演じられる伝統的なダンスです。このパフォーマンスのユニークなところは、楽器は一切使わずに人間の声と手拍子だけで演じられるところです。物語はバガワン・ワルミキが書いた古代インド叙事詩、ラーマーヤナから抜粋したものです。
この神話は善(ダルマ)と悪(アダルマ)との闘いを描いています。アヨディア王国のラーマ王子とその同胞は善の象徴で、アランカ王国のラワナの軍団は悪の象徴です。
1)継母の計略で王国から追い払われたラーマ王子と妻のシータは、弟のラクサマナを連れてナンダカ山の近くの森の中で暮らしています。シータは黄金の鹿を見つけラーマ王子に捕まえるように頼みます。しかし、この鹿がアランカ島の怪物ラワナの手下であることをシータは知るはずもありません。
2)ラーマは弟にシータを守るように言いつけ、鹿を狩りに出かけます。叫び声を聞いたシータは夫の命が危ないと思い、ラクサマナに助けにいくよう命じます。兄の無事を信じるラクサマナは同意しませんが、シータはもし夫が死んだら、兄のかわりに自分が夫になれるので助けに行かないのだ、ラクサマナを罵ります。怒ったラクサマナはシータを一人残し、兄を助けにでかけます。このすきにラワナが現れ、護衛のいないシータを略奪し、アランカ島に連れ去ります。
3)アランカ島の宮殿にシータは捕らわれています。ラワナの姪のトリジャタは、ラワナとの結婚を承知するようにシータを諭します。シータは夫のラーマが自分のことを忘れてしまったと思い、身の不幸を嘆きます。突然、猿の王ハノマンが現れ、王子から預かった指輪を見せ、王子がすぐに助けにくると告げます。シータはハノマンに自分の金のかんざしを渡します。
4)ハノマンはラーマとラクサマナの元に戻り、猿の軍団を率いてアランカ島に向けて出発します。ラワナの宮殿の前でラワナの息子のメガナダが、魔法の矢をラーマとラクサマナに向けて放ちます。矢は蛇になり二人は蛇の中に捕われてしまいます。二人の助けを求める声を聞いたウィシュヌ神は、怪鳥ガルーダを地上に送り、蛇を食べさせ二人を助けます。
5)猿の軍団のリーダーのスグリワはメガナダと戦います。ラーマの軍隊はラワナの軍団を打ち破り、シータは無事に救出されアヨディア王国に戻ります。
☆サンヒャン・ドゥダリ(Legong Trance)
サンヒャンとは、そもそも村で疫病や災害が発生したときに、村を清め悪い霊から村人を守るために行なわれてきた宗教儀礼です。踊り手は線香の香りや男女の呪文的な歌に導かれ、一種の神がかり状態になって踊ります。サンヒャンとは神、又は神聖なという意味で、ドゥダリとは天女という意味です。神々の降臨の祈りが唱和され、初潮前の神聖と見なされる二人の少女が神がかり状態になり、目を閉じたまま即興でレゴンダンスのように舞い始めます。合唱が終わると少女は気絶して倒れますが、踊りの際中に祈り続けていた僧により、聖水をかけられて正気に戻ります。
☆サンヒャン・ジャラン(FIire Dance)
馬(ジャラン)に跨がったトランス状態の男性による踊りです。はじめは馬の様に動きながら、椰子の炭火の周りを走りまわり、サンヒャンのコーラスに導かれると、燃えさかる炭火の中に入って踊ります。
(日本語解説=パンフレットより)
■開演時間:19.00〜20.00
■鑑賞料金:Rp75,000-
■会場:クロンチン寺院外境内・パダンテガル村(雨天時は屋内)
■メモ:ケチャ軍団の人数が少ないのが減点
※演目☆☆☆☆☆☆☆★★★/ケチャ☆☆☆☆☆★★★★★/舞踊☆☆☆☆☆★★★★★/舞台環境☆☆☆☆☆☆☆☆★★/(2017/9/24)
Wednesday #4〜#8
トペン・ジマット(Topeng JImat)
■特徴:高名なマデ・ジマット氏が率いるグループの上演だが、物語が理解出来ないのが残念
■演目:カン・チン・ウィーの物語を仮面劇で上演
☆トペン・トゥオ(Topeng Tua)
☆トペン・アルサウジャヤ(Topeng Arsawijaya)
☆トペン・クラス(openg Keras)
☆バロン・ランドゥン(Barong Landung)
バロン・ランドゥンは2人のキャラクターからなる。
ジェロ・グデ(JERO GDE)と呼ばれる男性と、ジェロ・ルー(JERO LUH)と呼ばれる女性のペアーだ。どちらも伝説の人物である.ジェロは低い階層の人が高い地位に移動した時に呼ばれる名称で、グデは王族の人を表し、ルーは女性の名称だ。
※あらすじ:バトゥール山北側の外輪山の森に、ジャヤ・バングス(Jayapangus)王国があった。バリンカン王は、中国から来た姫カン・チン・ウィー(Kang Ching Wie)を嫁にすることを望み妻とした。王がなくなった時、民衆はバロン・ランドゥンを作った。この時、女性のバロン・ランドゥンが中国人になったと言われる。物語は、カン・チン・ウィーの結婚とその後の運命のが演じられている。
■開演時間:19.00~20.00
■鑑賞料金:Rp80,000-
■会場:アルマ・ミュージアム・オープンステージ(雨天時は屋内)
※ガムラン演奏☆☆☆☆☆☆★★★★/舞踊☆☆☆☆☆☆★★★★/舞台環境☆☆☆☆☆☆☆☆★★/(2017/9/13)
ウブド・カジョ(pkk ubud kaja)
■特徴:演奏は村の婦人会
■演目:ラーマーヤナ物語(Ramayana)
■開演時間:19.30~20.50
■鑑賞料金:Rp80,000-
■会場:ウオーター・パレス。ロケーションはウブドNo1(雨天時は屋内、これはNG)
■メモ:記念撮影は盛況です
※演目☆☆☆☆☆☆☆★★★/ガムラン演奏☆☆☆☆☆★★★★★/舞踊☆☆☆☆☆★★★★★/舞台環境☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆/(2017/9/20)
サンガール・スワラ・グナ・カンティ(Sanggar Suwara Guna Kanti)
■特徴:ウブド北部アバンガン村のグループ。演目の多いのが嬉しい
■演目:Legong and Barong Bangkal Dance
☆プニャンブータン(Penyambutan)
☆バリス・トゥンガル(Baris Tunggal)
☆トペン・トゥオ(Topeng Tua)
☆レゴン・ラッサム(Legong Lasam)
☆バロン(バンカル=Barong Bangkal)舞踊劇
■開演時間:19.30~20.50
■鑑賞料金:Rp80,000-
■会場:ウブド・クロッド集会場(屋内)
※演目☆☆☆☆☆☆★★★★/ガムラン演奏☆☆☆☆☆★★★★★/舞踊☆☆☆☆☆★★★★★/舞台環境☆☆☆☆☆☆☆★★★/(2017/9/27)
ヨワナ・スワラ(Yowana Swara)
■特徴:ウブドの若手によるジェゴグ演奏。練習の成果か、かなりテクニックは向上している
■演目:Bamboo Gamblan(ジェゴグ) and Dance
☆ペンデット(Pendet)
☆バリス・トゥンガル(Baris Tunggal)
☆ブリビス(Belibis)
☆ゴパラ(Gopala)
☆ムクプン(Makepung)
■開演時間:19.30~20.40
■鑑賞料金:Rp80,000-
■会場:ダラム寺院・ウブド(屋内)
※演目☆☆☆☆☆☆★★★★/ガムラン演奏☆☆☆☆☆☆☆★★★/舞踊☆☆☆☆☆☆★★★★/舞台環境☆☆☆☆☆☆★★★★/(2017/10/5)
オカ・カルティニ(Oka Kartini)
■特徴:古典伝統芸能
■演目:ワヤンクリット(Wayng Kulit)
☆ワヤンクリット(影絵芝居)
■開演時間:20.00~21.00
■鑑賞料金:Rp100,000-
■会場:オカ・カルティニ・バンガロー(屋内)
※演目☆☆☆☆☆★★★★★/ワヤン・クリット☆☆☆☆☆☆☆☆★★/舞台環境☆☆☆☆☆☆☆★★★/(2017/9/29)
木曜日のおすすめ公演(8公演)
レゴンは、パンチャ・アルタ。ケチャを見るなら、サンバハン村がお薦めです。
※APA?のお薦め以外の公演は● 〇 〇 〇 表示をクリックすると見られます。
Thursday #1
パンチャ・アルタ(Panca Arta)
■特徴:演目が充実している
■演目:Legong Trance
☆トランス・レゴン(Legong trance)
悪人達の傍若無人な振る舞い等で、全世界が様々な災難に見舞われているのを知った天国からの神々が、芸術的精神を広め全世界の安寧を保つために地上に舞い降りました。バリ全土に神々が普及させた芸術的精神は従来から善を表すものとして加護され、現在もバリヒンドゥー教の信仰とは切り離せないものになっています。スルガウィの歌声と共に、女神の象徴である2人の美しい踊り手(レゴン)がトランス状態の中、しなやか、かつ弱々しき動きで踊り始めます。この踊りは、神々が全人類の安寧、繁栄に対して慈悲と恵を与える物語を表現しています。
☆ジャウック(Jauk)
ジャウックとは鬼神が森の中を一人で戯れる姿を踊りにしたものです。群がる虫とじゃれあったり、フルートを吹いてみたり、木々を崇拝したり等、ジャウックの感情を自由に表現しています。さらに、仮面の裏に隠れた踊り手自身の感情も即興で表現しています。
☆レンチャナ・アグン・ウブド(Lencana Agung Ubud)
この舞踊はインドネシア国立芸術大学デンパサール校(ISI Denpasar)の教授であるイ・ニョマン・チュリタ氏がウブドのシンボルマークをイメージして作った創作舞踊です。インドネシア語でレンチャナとはシンボル(印)、アグンは偉大という意味で、男性は儀式などで使われる大きな傘を持ち、女性はお供え物と人形(ワヤン)を持っています。そのシンボルはアルダチャンドラ(半月)、ウィンズ(太陽)、コスモス(地球)、ナガ(龍)で構成され、バリヒンドゥー教では「月と太陽は地球を守り、龍は地球を支えいる」という教えがあり、その思想を元に表現されています。この二匹の龍はバリ島最大の寺院であるブサキ寺院に住んでいると言われている龍です。このシンボルは自然・文化・芸能等全てを含め、ウブドはもちろん、バリ島全土を守っているという意味を持ちます。ウブドの人びとはこのシンボルに力があり、いつも自分達は守られていると、信じています。
☆クビャール・トロンポン(Kebyar Trompong)
クビャールとは稲妻という意味で、伝統的なクビャールスタイルという演奏形態と舞踊に対してその名前がつけられています。トロンポンとはこの舞踊の踊り手により演奏される旋律打楽器の名称です。クビャール・トロンポンの踊り手には「踊りながら楽器を演奏する」というかなり技術的かつ高水準なレベルが必要とされ、クビャールの高速な音楽をダイナミックかつスリリングな動きで表現致します。そして、表情も「強さ」から「洗練された繊細さ」まで細かく表現されます。この作品はI Kutut Mario氏によって1930年代に作られました。
☆ビマニュウ物語(舞踊劇)
1)ビマニュウ王子の家来達が登場し、物語のあらすじを語ります。
2)ビマニュウ王子はパンダワ家の5人兄弟のうちの一人であり、アルジャナの子息です。ビマニュウ王子はシティ・スナリという名の姫を捜し求めています。
3)ビマニュウ王子はシティ・スナリ姫に出会った瞬間恋に落ちます。当初シティ・スナリ姫は彼の好意を拒みましたが、最終的には王子の情熱に動かされます。
4)突然、2人の甘いムードはサテキア王子の登場により壊されてしまいます。サテキア王子はシティ・スナリ姫が見知らぬ男といるのを目撃した途端怒りに燃え上がり、ビマニュウ王子に襲い掛かりますが、どうしても彼を倒すことが出来ません。そこで戦う事を一時中断しビマニュウ王子としばらく交渉を持ったところ、サテキア王子はビマニュウ王子が自分の親戚であることに気づきます。サテキア王子はビマニュウ王子にその事を秘密にし、争う事をやめます。そしてサテキア王子はビマニュウ王子にスララヤ村へ行き、ガトットガチャ王子に助けを求めるように促します。ガトットガチャ王子ならシティ・スナリ姫への求婚のために、ドゥワラワティ王国へ付き添うことが出来るに違いないからです。ビマニュウ王子は家来達と共にスララヤ村へ旅立ち、しばらくして夜が更けた頃あばら小屋を見つけ、そこで彼らは休息するのですが、その場所は魔女達が黒魔術を使うための墓場だったのです。
5)魔女カリカはビマニュウ王子と家来達が眠っているのをすぐに発見し、カリカの手下の魔女達(ガボール)が王子に魔法をかけようとしますが失敗に終わり、カリカ自身も王子を食らうことにしくじります。そこで、悪魔かつ死の神であるドゥルガに助けを求めます。カルカの話を聞いたドゥルガは逆にカリカを腹を立て、カリカを追放します。その後ドゥルガ自身もビマニュウ王子を食べようとしますが、王子の持つ魔力によってドゥルガの攻撃さえも無駄に終わるのです。なすすべの無いドゥルガはビマニュウ王子が偉大なパンダワ家の一族であるという彼の訴えに耳を傾け、その訴えを証明するためにビマニュウ王子に踊る事を命じます。王子の踊りを見たドゥルガは彼の話が真実である事を認め、和解のあかしとして王子にスララヤ村への道を教えるのでした。
(日本語解説=パンフレットより)
■開演時間:19.30~20.45
■鑑賞料金:Rp100,000-
■会場:サレン王宮(雨天時は屋内)
■メモ:ハイシーズンは立ち見席になるので、早めの入場をお薦めします
※演目☆☆☆☆☆☆☆★★★/ガムラン演奏☆☆☆☆☆☆☆☆★★/舞踊☆☆☆☆☆☆☆★★★/舞台環境☆☆☆☆☆☆☆☆★★/(2017/9/7)
Thursday #3
チニック・ワヤ(Cenik Wayah)
■特徴:全バリ・ガムラン子供部門で優勝経験のあるレベルの高いグループ
■演目:Children’s Gamelan & Dance group
☆トランス・レゴン(Legong)
☆クビャール・ドゥドゥック(Kebyar Duduk)
☆バリス・トゥンガル(Baris)
☆ネラヤン(Nelayan)
☆ニャマール(Nyamar)
☆バロン(Barong)
■開演時間:19.30~20.30
■鑑賞料金:Rp80,000-
■会場:ウオーター・パレス。ロケーションはウブドNo1(雨天時は屋内。これはNG)
※演目☆☆☆☆☆☆☆★★★/ガムラン演奏☆☆☆☆☆☆★★★★/舞踊☆☆☆☆☆☆★★★★/舞台環境☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆/(2017/8/31)
Thursday #4~#8
マンダラ・ギリ(Mandala Giri)
■特徴:テガス・カンギナン村のランティル氏(I Wayan Lantir)が率いるグループ
■演目:Legong & Barong Dance
☆カカン・カカン(Kakang-Kakang)
☆バリス・トゥンガル(Baris Tunggal)
☆レゴン・ラッサム(Legong Lasem)
☆バロン(Barong)劇
■開演時間:19.30~20.50
■鑑賞料金:Rp75,000-
■会場:クロンチン寺院(雨天時は屋内)
※演目☆☆☆☆☆☆☆★★★/ガムラン演奏☆☆☆☆☆☆☆☆★★/舞踊☆☆☆☆☆☆☆★★★/舞台環境☆☆☆☆☆☆☆☆★★/(2017/8/24)
スマラ・マディア(Semara Madya)
■特徴:
■演目:Kecak Dance
☆ケチャ
■開演時間:19.30~20.10
■鑑賞料金:Rp75,000-
■会場:プリアタン王宮前庭(雨天時は屋内)
※ケチャ☆☆☆☆☆☆☆★★★/舞踊☆☆☆☆☆☆★★★★/舞台環境☆☆☆☆☆☆☆★★★/ (2017/10/12)
プスパ・キラナ(Puspa Kirana)
■特徴:ガムラン・グンデルで演奏
■演目:Special Legong Dance By Gender Orchestra
☆タマン・サリ(Taman Sari)
☆バリス・トゥンガル(Baris Tunggal)
☆レゴン・ラッサム(Legong Lasam)
☆クリンチ(kelinci)
☆タルナ・ジャヤ(Taruna Jaya)
■開演時間:19.30~20.35
■鑑賞料金:Rp85,000-
■会場:ウブド・クロッド集会場(屋内)
※演目☆☆☆☆☆☆☆★★★/ガムラン演奏☆☆☆☆☆☆★★★★/舞踊☆☆☆☆☆☆★★★★/舞台環境☆☆☆☆☆☆☆★★★/(2017/9/14)
ラジャ・プニ(Raja Peni)
■特徴:
■演目:Legong,Barong and Keris Dancer
☆バロン(Barong)
☆ラジャ・プニ物語 (raja peni)
■開演時間:19.30~20.30
■鑑賞料金:Rp75,000-
■会場:ダラム寺院ウブド・集会場(屋内)
※演目☆☆☆☆☆☆☆★★★/ガムラン演奏☆☆☆☆☆★★★★★/舞踊☆☆☆☆☆★★★★★/舞台環境☆☆☆☆☆☆☆★★★/(2017/9/21)
ポンドック・バンブー(Pondok Bamboo)
■特徴:
■演目:ワヤンクリット(Wayng Kulit=影絵芝居)
☆クンバカルナ・リナ(Kembakarna Lina)の物語
「クンバカルナ・リナ」は、世界的に有名な物語であるラーマヤナの一部です。この物語の中で、アヨダ(Ayoda)の王であるラーマと、アレンカ(Alengka)の王であるラフワナ(Rahwana)の間の戦いが起きます。ウィスヌ神の生まれ変りであるラーマは、神(善)の化身であり、悪魔の王ラフワナは、悪の化身です。ラフワナはクンバカルナ(Kembakarna)という弟をもち、またプラハスタ(Prahasta)という名の戦の大臣を従えています。
★ストーリー:ラフワナは、ラーマの妻であるプリンセス・シータを手に入れたいと考え、誘拐し、アレンカのタマン・アソカ(Taman Asoka)に数年に渡って隔離します。ラーマは猿の軍団に助けられながら、アレンカを攻撃し、ラフワナの王国へと橋をかけることに成功します。ラフワナの大臣である、プラハスタの弟クンバカルナがラーマに対して戦いを挑みます。
クンバカルナは、シータを妻にしたいと言うラフワナに賛成ではありませんでした。そのため、戦が起きたとき、クンバカルナは永い眠りにるいていました。ラフワナはクンバカルナを起こし、軍のリーダーとなってラーマと戦うことを命じます。はじめクンバカルナはそれを拒みましたが、彼の国をことを考え、最終的に彼は戦いへと向かいます。
クンバカルナは、兄のラフワナを守るためではなく、国を守るために戦いに向かいました。戦いの中で、クンバカルナはラーマと猿の軍団に敗れますが、クンバカルナは国のために戦ったため、彼の魂は天へと昇ります。
■開演時間:20.00~21.00
■鑑賞料金:Rp75,000-
■メモ:人気がないのか、客5名。
■会場:ポンドック・バンブー・ミュージック(屋内)
※演目☆☆☆☆☆★★★★★/ワヤン・クリット☆☆☆☆☆☆☆★★★/舞台環境☆☆☆☆☆☆★★★★/(2017/10/2)
金曜日のおすすめ公演(7公演)
レゴンは、踊り子の層が厚いサダ・ブダヤに軍配があがります。ケチャは、ウブド・カジョがロケーション&ケチャ軍団がNo1。
※APA?のお薦め以外の公演は● 〇 〇 〇 表示をクリックすると見られます。
Friday #1
サダ・ブダヤ(Sadha Budaya)
■特徴:ウブド王宮所有のウブドを代表するもっとも実績豊富なグループ。花形スターはいないが、優秀な踊り手と演奏者が大集結。リーダーの資質が問われる、新旧交代もスムーズにいっているようだ。
■演目:Legong & Barong Dance
☆レゴン・ラッサム(Legong Lasam)
☆バロン(Barong)
☆テレック((Telek)
☆チャロナラン舞踊劇
■開演時間:19.30~21.00
■料金:Rp100,000-
■鑑賞料金:サレン王宮(雨天時は屋内) ■メモ:ハイシーズンは立ち見席になるので、早めの入場をお薦めします
※演目☆☆☆☆☆☆☆★★★/ガムラン演奏☆☆☆☆☆☆☆★★★/舞踊☆☆☆☆☆☆☆☆★★/舞台環境☆☆☆☆☆☆☆☆★★/(2017/9/1)
Friday #2
ウブド・カジョ(Ubud Kaja)
■特徴:ダラム寺院前の素晴らしいロケーションで公演させる
■演目:kecak Fire & Trance Dance
☆ケチャは100名以上の男性による声の合唱で「サンヒャン」という儀式から生まれたものです。合唱にはガムラン音階を用い、物語を 取り入れて観賞用の舞踊劇に変化しました。
このケチャ舞踊劇はインドの古代叙事詩「ラーマヤナ」から「ググルニャクンバカルナ」~クンバカルナの死~という物語を抜粋しています。
ラーマ王子とラクスマナ王子はラワナ王に連れ去られた妻シータ姫を助けるため、白い猿ハヌマン、そして国を追放されラーマ王子に助けられたラワナ王の弟ウィビサナ王子と共に、猿王スグリワに助けを求め戦いに挑みます。大鳥ガルーダはこの戦を空から援助します。一方ラワナ王は自分の欲望から次々と一族を犠牲にしています。そしてこの物語の主人公である弟クンバカルナも日頃から兄ラワナ王の行動に反感を抱いていました。ですが彼はこの戦いをラワナ王の為ではなく自国アルンカの為に戦うことを決意するのです。
1)ラワナとの戦いに挑むためラーマとラクスマナ、スグリワ、ウィビサナは話し合いました。ラワナの国は海の向こうにあるため、スグリワは猿軍を率いて橋を架け、シータの所へ向かいます。
2)アルンカ国にいるシータの所へラワナがラーマの首を持って現れ求婚を迫ります。ですがその首はラーマにそっくりなラワナの子供の首だったのです。それを信じたシータは悲しみのあまり自らも死のうとしますが、ウィビサナの娘トリジャタが慰めます。そこへハヌマンが現れラーマ達は無事でいることを告げます。
3)アルンカ国に着いたラーマ達の所へラワナの息子メガナダがやって来て矢を放ちます。その矢は竜に変り、ラーマ達に巻きついてしまいました。それを見ていたガルーダが空から舞い降りて竜を殺し、ラーマ達を助けます。そしてメガナダは倒されました。
4)次にラワナの弟クンバカルナが現れ、スグリオと猿軍を倒しますがラーマとラクスマナに手足を撃たれます。無惨な姿になっても自国の為に戦おうとするクンバカルナ。それを見た弟ウィビサナはラーマに早く止めをさして欲しいと頼みます。ラーマはクンバカルナの勇気を称え心を込めて矢を放ち、最後に祈りを捧げます。
○バリでは神・人間・悪の世界がそれぞれ調和を保ちながら存在しています。
今もなおこの物語に登場するラワナ王の魂がこの世に存在し人々の心の迷いや隙間に入り込んでくると信じられています。そのためバリの人々は祈りと儀式を捧げます。それでも悪い出来事が続いたり病気が蔓延した時など、神々に「サンヒャン」踊り手がトランス状態に入る特別な儀式を捧げます。トランスに入ることによって踊り手に神が降り、人々を危機から救うとされているからです。
☆ファイヤーダンス=サンヒャン・ジャラン
ケチャ舞踊劇の後は「サンヒャン」をお送りします。演目「サンヒャン・ジャラン」とは、踊り手が馬の人形にまたがり、自ら荒馬となって火の上を走り回ります。ケチャのうねりに乗るかのように踊り手はトランス状態に入っていきます。
(本語解説=パンフレットより)
■開演時間:19.30~20.35
■鑑賞料金:Rp80,000-
■会場:ダラム寺院・ウブド(雨天時は屋内)
※演目☆☆☆☆☆☆☆★★★/ケチャ☆☆☆☆☆☆☆☆★★/舞踊☆☆☆☆☆☆☆☆★★/舞台環境☆☆☆☆☆☆☆☆☆★/(2017/9/15)
Friday #3
ティルタ・サリ(Tirta Sari)
■特徴:プリアタン村の老舗的グループ
■演目:Dancer & Musicians of Peliatan
☆プスパ・メカール(Puspa Mekar)
古典舞踊劇ガンブーの侍女役「カカン・カカン」の踊りをヒントに人びとを歓迎し祝福するために作られた踊りです。 ☆レゴン・ラッサム(Legong Lasem)
バリ舞踊の代名詞と言えるほどよく知られるようになったレゴン舞踊。現在まで数多くつくられたレゴン舞踊の中でも最もポピュラーな演目がこのレゴン・ラッサムです。その物語は古典舞踊劇ガンブーの題材であるジャワ島を舞台とした古典文学「マラット」に取材しています。
舞踊はチョンドンと呼ばれる侍女役の華やかな踊りで幕を開け、その後レゴンの2人による物語と続きます。黄金のとんぼを追ううちに森に迷い込んでしまったジャワ島ダバ王国の王女ランケサリは、それを見つけたラッサム王子に保護されます。ランケサリ王女の美しさに強く惹かれたラッサム王は何度も求婚を試みますが、王女はすでにパンジ王子という婚約者がいたために、これをかたくなに拒絶されてしまいます。絶望のうち、ラッサム王はダバ王国に攻め入る決心を固めます。しかしそのとき神鳥ガルーダが現れ、戦場で王を待つものは死であると予言します。王はそれを振り切り、死の待つ戦場へと出陣していきます。完全版では1時間近くもかかる演目を、ここでは20分ほどに再構成して上演します。
☆クビャール・トロンポン(Kebyar Terompong)
20世紀中頃に活躍したタバナン出身天才舞踊家マリオの作になる舞踊。男性ではありますが、女踊りを得意としていたマリオが、女踊りの衣装で「クビャール(閃光、稲妻)」スタイルの曲に合わせて即興で踊った「クビャール・ドゥドゥック」という座りながら踊る舞踊を基にし、「トロンポン」という楽器を演奏しながら踊る部分を加えたものです。高度な舞踊の技術に加えて中性的な表現、楽器演奏者としての素養も必要とされます。
☆レゴン・ジョボッ(Legong Jobog)
この演目は、インド起源の古典文学「ラーマーヤナ」の中からスバリとスグリウォという兄弟のエピソードをレゴン舞踊に仕立てたものです。
元々人間だった兄弟は、ある争いがもとで猿に姿を変えられてしまいます。あるとき、2人が洞窟に逃げ込んだ魔物を退治しようと、まず兄のスバリが洞窟に入って行きます。スバリは苦闘の末に魔物を退治することに成功しますが、兄が負けたと思い込んだ弟スグリウォによって洞窟に生き埋めにされてしまいます。なんとか脱出したスバリは、弟が自分の国と妻を横取りする気でいると疑い、兄弟の戦いが始まります。
☆バロン(Barong)舞踊劇
百獣の王であり、森に代表される力の象徴でもあるバロンが猿と戯れている場面から始まります。
一方神の国ではシワ神が病に冒されていました。その薬を手にいれるため、シワ神の妻ウマは侍女達に命じ、特別な力をもった木を地上の森に探しに行かせます。魔物チュルルックに姿を変えた侍女達は豚と戯れているところをウマに怒られたりしますが、遂に薬の材料となる木の精バロン・ブルトゥックのいる森にたどり着きます。
チュルルック達は木を切り倒そうとしますが、怒った木の精は冒頭に登場したバロンに姿を変え、怒ってチュルルック達を追いかけます。しかしそれを見たウマは自らを魔女ランダに姿を変え、バロンと対峙します。バロンの手下の兵士達が登場し、ランダにクリス(剣)を突きつけますが、ランダの魔力によって逆に自らの身体にクリスを突き立てることとなります。最後は再びバロンが登場し、兵士達を清め、舞台から去っていきます。
(日本語解説=パンフレットより)
■開演時間:19.30~20.50
■鑑賞料金:Rp100,000-
■会場:バレルン・ステージ(屋内)
※演目☆☆☆☆☆☆☆★★★/ガムラン演奏☆☆☆☆☆☆☆☆★★/舞踊☆☆☆☆☆☆☆★★★/舞台環境☆☆☆☆☆☆★★★★/(2017/8/25)
Friday #4〜#7
ウブド・クロッド(PKK Ubud Kelod)
■特徴:ウブド・クロッド村の主婦によるガムラングループ。踊り手は、バロン以外は若い女性
■演目:Barong & Legong Dance
☆ペンデット(Pendet)
☆バリス・トゥンガル(Baris Tunggal)
☆ムヌヌン(Menenun)
☆マクサラ・ムルティ(Makusara Murti)
☆ジャラッ・プティ(Jelak Putih)
☆オレッグ・タンブリリンガン(Oleg Tambulilingan)
☆バロン(Barong)
■開演時間:19.30~2050
■鑑賞料金:Rp80,000-
■会場:ウブド・クロッド集会場(屋内)
※演目☆☆☆☆☆☆☆★★★/ガムラン演奏☆☆☆☆☆☆★★★★/舞踊☆☆☆☆☆☆☆★★★/舞台環境☆☆☆☆☆☆☆★★★/(2017/9/8)
パダン・スバダラ(Padang Subadra)
■特徴:
■演目:Kecak and FIire Dance
☆ケチャ=ラーマーヤナ叙事詩(Ramayana)
☆サンヒャン・ジャラン
■開演時間:19.00~20.00
■鑑賞料金:Rp75,000-
■会場:パダン・クルタ寺院外境内・パダンテガル村(屋内)
※ケチャ☆☆☆☆☆☆☆★★★/舞踊☆☆☆☆☆★★★★★/舞台環境☆☆☆☆☆☆☆★★★/(2017/9/22)
バロン・ダンス(Barong Dance)
■特徴:ロットゥンドゥ村のグループ「Semara Kanti」
■演目:Barong & Kris Dance
☆バロン(Barong)
バロンのソロダンス。頭部を操る踊り手と、胴体を操る踊り手の2人によって演じられます。この踊りは通常、メインのバロンダンスの前に踊られるもので、猿を演じる踊り手と共演する事が多い。
☆ガボール(Gabor)
バリの伝統衣裳を身につけた少女達による歓迎の踊り。グループを代表してお客様をお迎えします。
☆スンダ・ウパスンダ(Sunda Upasunda)
インドの叙事詩「マハーバーラタ」の物語のひとつ。昔、兄弟の王がいました。巨人の王デワナの子孫で、兄はスンダ、弟はウパスンダといいました。2人は宇宙を支配できる強大な魔力を手に入れる野望を抱き、アウィンダ山の頂上へ行って修行を行ないます。全能の神サンヒャン・バスバティは彼らの厳しい修行に報いて、どんな武器で攻撃されても傷つかない魔力を2人に授けました。そして魔力を持った兄弟王は、神々の国スワルガ・ロカを征服しようと企てます。
第一幕:最初に王の召し使いが登場してドラマが始まります。彼は王達が話している事を観客に伝える語り手の役と、ユーモアを交えて観客を笑わせる道化の役を演じます。次に兄弟王が登場し、2人は瞑想を始めます。
第二幕:神々は兄弟のスワルガ・ロカ国征服をおそれ、聖人スリ・バガワン・ウィスワカルマに助けを求めました。聖人バガワンは最も美しい天女ニロタマを遣わし、兄弟王を誘惑させます。ニロタマを見た2人はその美しさに魅せられて、彼女に夢中になって瞑想を中断してしまいました。2人はニロタマを妻にと望み、彼女を手に入れるために戦争を始めます。しかし使命を果たしたニロタマは、戦っている兄弟を残してスワルガ・ロカ国へと帰ってしまいます。
第三幕:兄弟王は魔力を使い、自らの姿を死ぬまで戦い続ける魔女へと変えました。そして彼らの死により、スワルガ・ロカ国と神々の平和が保たれました。
(日本語解説=パンフレットより)
■開演時間:18.00~19.00(満月・暗月は、チャ・リノ(CAK RINA)のためキャンセル)
■鑑賞料金:Rp80,000-
■会場:アルマ・ミュージアム・オープンステージ(雨天時は屋内)
※演目☆☆☆☆☆★★★★★/ガムラン演奏☆☆☆☆☆☆★★★★/舞踊☆☆☆☆☆☆★★★★/舞台環境☆☆☆☆☆☆☆☆★★/(2017/9/6)
オカ・カルティニ(Oka Kartini)
■特徴:古典伝統芸能
■演目:ワヤンクリット(Wayng Kulit)
☆ワヤンクリット(影絵芝居)
■開演時間:20.00~21.00
■鑑賞料金:Rp100,000-
■会場:オカ・カルティニ・バンガロー(屋内)
※演目☆☆☆☆☆★★★★★/ワヤン・クリット☆☆☆☆☆☆☆☆★★/舞台環境☆☆☆☆☆☆☆★★★/(2017/9/29)
土曜日のおすすめ公演(9公演)
今の「グヌン・サリ」は見逃せない。2020年1月からスマララティは、ダラム寺院ウブドで公演することになりました。
※APA?のお薦め以外の公演は● 〇 〇 〇 表示をクリックすると見られます。
Saturday #1
スマラ・ラティ(Semara Ratih)
■特徴:アノムのバリス・トゥンガルは、今もパワーを失っていない。演奏者の時折見せる笑顔は、心底音楽を愛している彼らの心意気か。
■演目:
☆ガドゥン・ムラティ(Gadun Melati)
2003年にワヤン・ディビア教授により作られたこの新しいウエルカムダンスは、レゴンとルジャンに着想を得た動きを取り入れています。少女たちがゲストにガドゥンの花とムラティ(ジャスミン)の花を撒いて歓迎し、喜びの気持ちを表現します。
☆バリス・トゥンガル(Baris Tunggal)
バリス・トゥンガルと呼ばれる戦士の踊りは、おそらくバリの儀礼舞踊の中で最も古いものです。バリスとは隊列を意味するガリスという言葉から来ており、通常は数名の男性がぴったりと揃った軍隊編成で踊り、様々な武器で技を拾う披露します。バリス・トゥンガルは厳格な宗教舞踊から若い正義の戦士の様々な感情を表現した魅力的なソロパフォーマンスへと発展しました。この舞踊はバリ男性舞踊の基本中の基本とされており、ダンスを習っている少年たちは必ずこのダンスを習います。
☆タルナ・ジャヤ(Teruna Jaya)
バリ島北部で発祥したこの踊りは、新しいクビャールと古典のレゴンの両方のスタイルに起源にもつクビャール・レゴンとして始まりました。1930年代にパン・ワンドレ氏により、ゴン・クビャールの炸裂する華々しいスタイルとレゴンの洗練された動きが組み合わされ、その後ワンドレ氏の弟子グデ・マニッ氏によりさらに発展しました。タルナ・ジャヤは今日では通常一名の女性ダンサーにより踊られ、愛と戦いを勝ち取り無敵を誇る若者が表現されています。そのため、若き勝者を意味するタルナ・ジャヤという題名がついています。
☆トペン・トゥオ(Topeng Tua)
トペン・トゥオとは文字通り「年寄りの仮面」で、古くからある仮面のキャラクターの一つです。若かりし頃の強さを未だ持ち続けたいという望みにもかかわらず、身体は言うことを聞かない老人を表現しています。
☆レゴン・スマランダナ(Legong Semarandana)
これは今では滅多に踊られることのないレゴンダンスで、話の骨組みはスマランダナの物語から来ています。カヤンガンの神々は暴れる巨人ニラルドゥラカの攻撃に耐えきれず、マハメル山で深い瞑想中の至高のシヴァ神に助けを求めるよう、愛と美の神デワ・スマラを送ります。デワ・スマラは努めを果たしに行く前に妻である月の女神デワ・ラティに別れを告げます。デワ・ラティは行かないよう説得しますが、デワ・スマラは妻が寝ている間にこっそりと抜け出します。マハメル山に着くとデワ・スマラはシヴァ神を起こそうと矢を放ちますが、シヴァ神は起きません。デワ・スマラは最後の矢に全意識を集中し、ようやくシヴァ神を起こすことに成功します。しかしランダとして現れる怒ったシヴァ神はデワ・スマラを燃やして灰にし、全宇宙を破壊する程の激しい踊りを踊ります。
☆ハノマン(Hanoman)
猿王ハノマンはヒンドゥー叙事詩ラーマーヤナに登場する人びとに愛されるヒーローで、遊び心のある性格とその強靭さ、そして軽快さで知られている。
(日本語解説=パンフレットより)
■開演時間:19.30〜21.00
■鑑賞料金:Rp100,000-
■会場:デサ寺院・クトゥ村集会場(屋内)
■TEL・FAX:0361-973277/Web:www.semararatih.org/Meil:info@semararatih.org
※ガムラン演奏☆☆☆☆☆☆☆☆☆★/舞踊☆☆☆☆☆☆☆☆★★/舞台環境☆☆☆☆☆☆☆★★★/(2017/8/29)
Saturday #2
グヌン・サリ(Gunung Sari)
■特徴:演奏者は二世代三世代と交代したが、ガムランの音は今でも変ることなく優雅だ。若手の踊り手が多いのが発展的で観光客にとって嬉しい。
■演目:Gunung Sari
☆プニャンブータン(Penyambutan)
☆クビャール・トロンポン(Kebyar Terompong)
☆バリス・トゥンガル(Baris Tunggal)
☆レゴン・ラッサム(Legong Lasam)
☆オレッグ・タムブリリンガン(Oleg Tambulilingan)
☆バロン(Barong)劇
■開演時間:19.30~20.50
■鑑賞料金:Rp100,000-
■会場:プリアタン王宮(雨天時は屋内)
※演目☆☆☆☆☆☆☆★★★/ガムラン演奏☆☆☆☆☆☆☆☆★★/舞踊☆☆☆☆☆☆☆☆★★/舞台環境☆☆☆☆☆☆☆☆★★/(2017/8/26)
Saturday #3
チャンドラ・ウィラ・ブアナ(Chandra Wira Bhuana)
■特徴:
■演目:Legong Dance
☆プニャンブタン(Penyanbutan)
☆クビャール・ドゥドゥック(Kebyar Duduk)
☆レゴン・スマランダナ(Legong Semarandana)
☆オレッグ・タムブリリンガン(Oleg Tambulilingan)
☆トペン・トゥオ(Topeng Tua)
☆サトゥヤ・ブラスタ(Satya Brasta)
■開演時間:19.30~20.40
■鑑賞料金:Rp80,000-
■会場:ウオーター・パレス。ロケーションはウブドNo1(雨天時は屋内。これはNG)
※演目☆☆☆☆☆☆☆★★★/ガムラン演奏☆☆☆☆☆☆☆★★★/舞踊☆☆☆☆☆☆☆☆★★/舞台環境☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆/ (2017/9/9)
Saturday #4
ビナ・ルマジャ(Bina Remaja)
■特徴:踊り手は、若手が多いがレベルは高い。
■演目:Legong Dance
☆プスパ・レスティ(Puspa Wresti)
☆トペン・クラス(openg Keras)
☆レゴン・ラッサム(Legong Lasam)
☆クビャール・ドゥドゥック(Kebyar Duduk)
☆クプクプ・タルム(kupu_Kupu Tarum)
☆オレッグ・タムブリリンガン(Oleg Tambulilingan)
☆ジャウッ(Jauk)
■開演時間:19.30~20.50
■鑑賞料金:Rp100,000-
■メモ:ハイシーズンは立ち見席になるので、早めの入場をお薦めします
※演目☆☆☆☆☆☆☆☆★★/ガムラン演奏☆☆☆☆☆☆☆★★★/舞踊☆☆☆☆☆☆☆☆★★/舞台環境☆☆☆☆☆☆☆☆★★/ (2017/9/2)
チャンドラ・ウィラ・ブアナ(Chandra Wira Bhuana)
■特徴:
■演目:Legong Dance
☆プニャンブタン(Penyanbutan)
☆クビャール・ドゥドゥック(Kebyar Duduk)
☆レゴン・スマランダナ(Legong Semarandana)
☆オレッグ・タムブリリンガン(Oleg Tambulilingan)
☆トペン・トゥオ(Topeng Tua)
☆サトゥヤ・ブラスタ(Satya Brasta)
■開演時間:19.30~20.40
■鑑賞料金:Rp80,000-
■会場:ウオーター・パレス。ロケーションはウブドNo1(雨天時は屋内。これはNG)
※演目☆☆☆☆☆☆☆★★★/ガムラン演奏☆☆☆☆☆☆☆★★★/舞踊☆☆☆☆☆☆☆☆★★/舞台環境☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆/ (2017/9/9)
タマン・カジョ(Taman Kaja)
■特徴:2005年に結成された、タマン村の村人によるグループ
■演目:Kecak Fire and Trance Dance
☆ケチャ(kecak)
☆サンヒャン・ジャラン(Fire Dance)
■開演時間:19.30~20.35
■鑑賞料金:Rp75,000-
■会場:ダラム寺院外境内・タマン村(屋内)
※演目☆☆☆☆☆☆☆★★★/ケチャ☆☆☆☆☆☆☆★★★/舞踊☆☆☆☆☆☆★★★★/舞台環境☆☆☆☆☆☆☆★★★/(2017/9/30)
タルナ・ジェンガラ(Trena Jenggala)
■特徴:ウブドで最初にケチャを公演したグループ
■演目:Kecak and FIire Dance
☆ケチャ=ラーマーヤナ叙事詩(Ramayana)
ケチャとは、百人以上の踊り手と歌い手によって演じられる伝統的なダンスです。このパフォーマンスのユニークなところは、楽器は一切使わずに人間の声と手拍子だけで演じられるところです。物語はバガワン・ワルミキが書いた古代インド叙事詩、ラーマーヤナから抜粋したものです。
この神話は善(ダルマ)と悪(アダルマ)との闘いを描いています。アヨディア王国のラーマ王子とその同胞は善の象徴で、アランカ王国のラワナの軍団は悪の象徴です。
1)継母の計略で王国から追い払われたラーマ王子と妻のシータは、弟のラクサマナを連れてナンダカ山の近くの森の中で暮らしています。シータは黄金の鹿を見つけラーマ王子に捕まえるように頼みます。しかし、この鹿がアランカ島の怪物ラワナの手下であることをシータは知るはずもありません。
2)ラーマは弟にシータを守るように言いつけ、鹿を狩りに出かけます。叫び声を聞いたシータは夫の命が危ないと思い、ラクサマナに助けにいくよう命じます。兄の無事を信じるラクサマナは同意しませんが、シータはもし夫が死んだら、兄のかわりに自分が夫になれるので助けに行かないのだ、ラクサマナを罵ります。怒ったラクサマナはシータを一人残し、兄を助けにでかけます。このすきにラワナが現れ、護衛のいないシータを略奪し、アランカ島に連れ去ります。
3)アランカ島の宮殿にシータは捕らわれています。ラワナの姪のトリジャタは、ラワナとの結婚を承知するようにシータを諭します。シータは夫のラーマが自分のことを忘れてしまったと思い、身の不幸を嘆きます。突然、猿の王ハノマンが現れ、王子から預かった指輪を見せ、王子がすぐに助けにくると告げます。シータはハノマンに自分の金のかんざしを渡します。
4)ハノマンはラーマとラクサマナの元に戻り、猿の軍団を率いてアランカ島に向けて出発します。ラワナの宮殿の前でラワナの息子のメガナダが、魔法の矢をラーマとラクサマナに向けて放ちます。矢は蛇になり二人は蛇の中に捕われてしまいます。二人の助けを求める声を聞いたウィシュヌ神は、怪鳥ガルーダを地上に送り、蛇を食べさせ二人を助けます。
5)猿の軍団のリーダーのスグリワはメガナダと戦います。ラーマの軍隊はラワナの軍団を打ち破り、シータは無事に救出されアヨディア王国に戻ります。
☆サンヒャン・ドゥダリ(Legong Trance)
サンヒャンとは、そもそも村で疫病や災害が発生したときに、村を清め悪い霊から村人を守るために行なわれてきた宗教儀礼です。踊り手は線香の香りや男女の呪文的な歌に導かれ、一種の神がかり状態になって踊ります。サンヒャンとは神、又は神聖なという意味で、ドゥダリとは天女という意味です。神々の降臨の祈りが唱和され、初潮前の神聖と見なされる二人の少女が神がかり状態になり、目を閉じたまま即興でレゴンダンスのように舞い始めます。合唱が終わると少女は気絶して倒れますが、踊りの際中に祈り続けていた僧により、聖水をかけられて正気に戻ります。
☆サンヒャン・ジャラン(FIire Dance)
馬(ジャラン)に跨がったトランス状態の男性による踊りです。はじめは馬の様に動きながら、椰子の炭火の周りを走りまわり、サンヒャンのコーラスに導かれると、燃えさかる炭火の中に入って踊ります。
(日本語解説=パンフレットより)
■開演時間:19.00~20.00
■鑑賞料金:Rp75,000-
■会場:クロンチン寺院外境内・パダンテガル村(雨天時は屋内)
■メモ:ケチャ軍団の人数が少ないのが減点
※演目☆☆☆☆☆☆☆★★★/ケチャ☆☆☆☆☆★★★★★/舞踊☆☆☆☆☆★★★★★/舞台環境☆☆☆☆☆☆☆☆★★/(2017/9/24)
ポンドック・ペカッ(Pondok Pekak)
■特徴:ゲンゴン(口琴)&スリン(縦笛)の伴奏
■演目:The Frog Dance
■開演時間:19.30~20.35v ■鑑賞料金:Rp75,000-
■会場:ウブド・クロッド集会場(屋内)
※演目☆☆☆☆★★★★★★/ガムラン演奏☆☆☆☆☆☆★★★★/舞踊☆☆☆☆☆☆★★★★/舞台環境☆☆☆☆☆☆☆★★★/(2017/9/16)
クルタ・アコモデーション(Kerta Accomdation)
■特徴:ダラン(dalang=人形遣い師)の英語・日本語を交えた巧妙な語りは、観客を飽きさせない
■演目:Balinese Shadow Puppets
☆ワヤン・クリット(Wayang Kulit=影絵芝居)
■開演時間:20.00~21.00
■鑑賞料金:Rp100,000-
■会場:クルタ・アコモデーション(屋内)
※演目☆☆☆☆☆★★★★★/ワヤン・クリット☆☆☆☆☆☆★★★★/舞台環境☆☆☆☆★★★★★★/(2017/10/7)
特別な日の公演
スアール・アグン(Suar Agung)芸術団のジェゴグ公演
日時:毎週木曜日、7.00PM開演
会場:ヌガラ郡サンカルアグン村
料金:お一人様65US$(送迎・ディナーBOX代含む)
送迎:ウブド地区はパノラマホテル前3.30PM集合(帰路は各ホテルへお送りします)
予約:チケット予約はAPA?で受付。(10名様以上集まらない場合はキャンセルとなります)
満月・暗月の公演
チャ・リノ(CAK RINA)
特徴:ケチャ:このグループが演じるケチャは、ラーマヤナ物語に登場する猿王スバリとスグリオ兄弟の戦いの話。
洞窟に逃げ込んだ魔王マヘサ・サラを、兄スバリは退治に行きます。「洞窟から流れ出す川に赤い血が流れたら魔物が死に、白い血が流れ時は自分が敗れたしるしだ。もし、白い血が流れた時には、ただちにこの洞窟を埋めよ」とスバリはスグリオに命じます。スバリは、洞窟の壁に魔物の頭を打ち付けて殺します。しかし、川には魔物の赤い血とスバリの白い血が流れてしまいます。スグリオは、魔物もスバリも死んだものと思い、洞窟を大岩で塞いでしまいます。スバリは、自分が勝ったことを知りながら、スグリオが洞窟を塞いでしまったと考え、激しい戦いがはじまります。
演目:インドネシアを代表する演出家サルドノ氏によって創作された独創的ケチャ。踊り手リノの熱演は興奮もので、他の村では見ることができません。バリ滞在中に運良く満月/暗月にあたったらお試しください。
開演時間:19:30~20:30
鑑賞料金:100,000ルピア
会場:アルマ・ミュージアム・オープンステージ
毎月1日・15日の公演
プサカ・サクティ(Pusaka Cakti)
特徴:バリを代表する舞踊家のジマット(I Made Djimat)氏が主催するグループ「Tri Pusaka Cakti」。「Special Night “Djimat” Arts Family Performance」ジマット・ファミリーによる公演。
演目:ジマット氏のトペン・パジェガン、息子Budi Artha氏のジャウッ、孫によるバリス・トゥンガルなど。
開演時間:20:00~21:30
鑑賞料金:75.000ルピア
会場:バトゥアン村にあるジマット家のオープン・ステージ
芸術性をもとめて活動する注目グループ
スマラ・ラティ(Semara Ratih)
バリの芸能は、神々のために奉納されるもの。ガムランは、王宮や村(バンジャール)が所有し、おもに儀礼のために催されていた。
スマラ・ラティのリーダー “アノム” は、今までのような古い習慣にとらわれないで、純粋に芸術性を求めて活動できる集団を創りたいと考えた。目的を同じくする芸術アカデミーの学生や卒業生、そして、ウブド近郊の村々の優秀なガムラン奏者と踊り手たちが、その考えに賛同し1988年にグループは結成された。バリの奉納芸能を芸術として確率したかったのだろう。
ウブド王宮の所有するグループ「サダ・ブダヤ歌舞団」で看板の踊り手であった、アノムと奥さんのアユの退団。新しくグループを結成することになった。それに不満を持つ人々は、彼らに練習場を提供しなかった。「ほかの村にお願いにいっても、掌をひらひらさせて皮膚病の犬でも追い払うように扱われた」とアノムは語る。屈辱的行為を受けたわけだ。
ウブド村から遠く離れた村で、隠れるように練習を重ねる日が続いた。グループのメンバーに対しても嫌がらせや邪魔が入り、練習ができないことも何度もあった。そんなことでグループを脱退して行く者も出た。収入のないグループに、メンバーは手弁当で参加した。
そして1990年、いよいよ定期公演をすることになった。
定期公演は旗揚げしたものの、ウブドの観光案内所でチケットは扱ってもらえず、旅行者が訊ねても案内所では何も教えない。そんなことから、メンバー自らチケットを売って歩いた。まったく情報のない状態で、メンバーが誘った観客が前列に10人も満たないという、寂しい日が何ヶ月も続いた。
今では、周囲も認める芸術集団として活躍している。
リッタ・デウィ(Nritta Dewi)
「リッタ・デウィ」も「スマラ・ラティ」と同様に、純粋に芸術性を求めて活動できる集団を創りたいとの考えで創設されたグループだ。グループは、2名の芸術家によって主宰されている。ひとりは、舞踊家 “カデッ・デウィ・アルヤニ(Kadek Dewi Aryani)”、もうひとりは、彼女の弟 “アグス・デジャ・セントーサ” だ。
カデッ・デウィは、バリ島東部カランガッサムの舞踊家一家に生まれ、祖父、両親に指導を受けて5歳で初舞台を踏んでいる。8歳の時にプリアタン村に引っ越し、レゴンを学ぶ。11歳からウブド王宮の定期公演に出演。インドネシア国立芸術高等学院(SMKI)を優秀な成績で卒業。在学中、選抜メンバーとして海外公演。インドネシア国立芸術大学(ISI)デンパサール校舞踊科を優秀な成績で卒業。在学中、選抜メンバーとして海外公演。卒業制作の創作舞踊ではコンテンポラリーで、宙づり演じた。この頃、寺院祭礼の奉納舞踊で “タルナジャヤ” を披露し脚光を浴び、各地から招聘されていた。彼女の力強い “タルナジャヤ” は、バリ人にも衝撃を与えたようだ。現在、バリ舞踊家、振付師、コンテンポラリーダンサー、歌手、モデルと多才なところをみせている。
弟アグス・デジャ・セントーサの経歴は、イシ(ISI)・デンパサール校演奏科を優秀な成績で卒業。卒業制作は創作演奏ではコンテンポラリーで、ひとりで数種類の楽器を演奏するという離れ技を演じた。スリン(縦笛)演奏者としの名声も高い。グループでは、ガムラン奏者のリーダーだ。
「リッタ・デウィ」は2004年に創設された。コンセプトは、消滅しかけている楽曲・舞踊の復興、そして創作。古典芸能と新作の融合だ。定期公演には、伝統的演目に加えて、カデッ・デウィ作の創作舞踊、コンテンポラリー舞踊が演じられている。コンテンポラリー舞踊は、他のグループではみられない試みだ。才能あふれる踊り手・演奏者が多数参加し、クオリティの高い公演が楽しめる。
TEL:+62-361-970998/Email:daradewi@hotmail.com/
◎残念なことは「スマラ・ラティ」も「リッタ・デウィ」も、公演日が火曜日と同じ日だということ。どちらを選ぶかは、あなた次第ですが、できればどちらも一度は観て頂きたい。
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