総領事館からのお知らせ:安全対策情報:7月/抜粋

1)アグン山の状況
6月以降、アグン山では小規模な噴火が時々発生しており、6月29日には噴煙の影響によりデンパサール国際空港が一時閉鎖されました。また、7月2日には火口から溶岩を伴うマグマの噴火が確認され、火山活動の活発化が懸念される状況にあります。アグン山の噴火警戒レベルはレベル3(警戒)から変更はありませんが、噴煙の状況によっては航空便の発着に影響が出ることも考えられますので、状況を注視するとともに引き続き関連最新情報の入手に努めてください。
3)一般情勢
(2)高波に警戒
当地気象庁からは、バリ島南海域において引き続き高波の警報が発出されています。海でのレジャーの際には波、天候の急変等に十分注意してください。
4)邦人事件・事故関係
(1)「お金見せて詐欺」
6月中旬、夜9時頃、在留邦人夫妻がジンバラン・ウルワツII通りを歩行中、アラブ系と見られる男女2名から「今度日本に行くから日本円を見せて欲しい」等と言われ、その後ルピア等在中の財布から現金が一部なくなっていることに気が付いたというものです。当該男女の特徴は、男性は30歳代、身長170cm位、女性は30歳代前半、身長170cm位、香水が強く鼻にピアスをしており、「安心して、大丈夫。」という日本語を何度も繰り返していたとのことです。また、同人らは四輪駆動車両の後部座席から降車した後に話し掛けてきたとのことであり別に運転手がいたとのことです。なお、男性がいきなり財布を取り上げ中身を見たため、夫妻が咄嗟に財布を取り返したが、現金を盗まれたことには全く気が付かなかったとのことです。なお、類似の事件が本年2月に空港構内で、本年3月にクタ地区で発生しています。見知らぬ者から突如声を掛けられたり唐突な依頼をされたりした場合は十分注意し、相手方の言動等に惑わされることなくその場から離れるなどしてください。
(2)スリ・ひったくり
今月は当館に邦人の被害報告はありませんが、外国人旅行者等が被害に遭うひったくり事件等は引き続き数多く報道されています。7月上旬には外国人女性旅行者がクタ・マタラム通りを通行中、オートバイに乗った犯人に肩掛けバッグをひったくられそうになり、バッグを強く引っ張られた際、転倒して路上で頭部・顔面を強打し重傷を負う事案が発生しています。後刻、複数名の犯人が逮捕されましたが、犯人はクタ周辺において女性旅行者をターゲットとしてひったくりを繰り返し行っていた旨供述しています。外出の際に手提げバッグ、肩掛けバッグ等を持ち歩く際は、周囲の環境に応じたバッグの持ち方に留意する等して犯罪被害の未然防止に努めてください。また、累次お知らせのとおり、深夜から未明にかけての繁華街では、(集団)スリやひったくりが多発しており厳重な注意が必要です。外出中、貴重品は出来るだけ持ち歩かない等、所持品の管理に注意し、徒歩での移動の場合には周囲に十分警戒してください。