総領事館からのお知らせ:安全対策情報:2月 抜粋

2017年2月11日(土曜日):

2)一般情勢
(1)デング熱
1月中旬、マレーシアにおいて、デング熱に感染した邦人がその後死亡する事例が発生しました。デング熱は通常、急激な発熱で発症し、発疹、頭痛、骨関節痛などの症状が見られますが、デング熱患者の一部はまれに重症化してデング出血熱やデングショック症候群を発症し,早期に適切な治療が行われなければ死に至ることもあります。当地においても、デング熱感染者数は引き続き多数報告されており、流行が継続しているため注意が必要です。デング熱には予防接種も予防薬もなく、蚊に刺されないようにすることが最善の予防方法ですので、防蚊対策を徹底し感染の予防に努めてください。なお、仮にデング熱が疑われる症状が発生した場合には、早期に医療機関を受診し、適切な治療を受けるようにしてください。
(2)大雨・強風・高波の警報
最近の天候不順により、当地気象庁から大雨・強風・高波の警報が発出されています。海や山でのレジャーの際には天候の急変等に十分注意して下さい。また,市街地・山間部においては、倒木・土砂崩れ・洪水などの危険がありますので気を付けて下さい。
3) 邦人事件・事故関係
(1)水難事故
バリ州東部の海岸でサーフィンをしていた邦人男性が波に飲まれて海底の岩場に頭を強く打ち、一時意識不明となる事故が発生しました。男性は事故後、現場で救命措置を受け、最寄りの病院で速やかな処置を受けたことで、想像以上に早く回復し、早期に帰国することが出来ました。危険を伴うレジャーをされる際は、万一の場合に備え、事故発生の際の通報先や至近の病院の所在地等を事前に確認しておくことをお勧めします。また、そのような事態に備え十分な補償の得られる海外傷害保険等に加入しておくことを強くお勧めします。
(2)見せ金詐欺
邦人旅行者が、スーパーマーケットで買い物中、中東系の顔立ちの男性から「日本に行くので日本のお金を見せて欲しい」等と話しかけられ、実際に100ドル紙幣を渡され日本円への両替を依頼されたところ、気が付いたら財布から一万円札1枚と10万ルピア札10枚がなくなっていた。気安く話しかけてくる者に簡単に財布の中を見せたりしないよう注意が必要です。